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スタートの時期

2017-02-27

毎年、この時期は、春を迎えて新しいことが始まる。

 

永見塾の考え方を紹介したいと思う。

どこのご家庭だって、経済的にかけるお金と「得られるもの」のバランスは関心の対象だと思う。「お金に見合うものが得られるのか。」大切なことだ。

 

日本の子供たちには、各段階で「受験」というフィルターが存在する。

幼稚園から何もなく、、そういう人は数多くはない。

 

この「受験」のための勉強を、私は「受験準備」と言いたい。

これに、本当に必要な時間は、果たしてどのくらいだろうか。

 

大手の塾は、生徒募集に躍起な時期だ。私も大手の塾でアルバイトをほんの少しの期間したことがあるから、生徒をとにかく集めよう、進学しても離さないようにしよう、、とそういう時期であるのは知っている。

 

でも、生徒って集まればいいのだろうか。

 

永見塾の生徒さんたちは、大事にされることを望んでいる。

大事にしてあげることが、とても大切だ。

人は大事にされた時に、初めて「自分を大切にする。」私が雙葉学園で学んだことだ。

 

「あなたの隣の人を大事にしなさい。」「自分を大事にしなさい。」

このことを何度も教えられた。それは、イコール、自分を大切にするということだ。

 

こういった学びは、生きていく中で非常に大切なことで、この気持ちの芯があるからこそ、できることがある。

だから、私は、「自分を大事にして。」と生徒さんによく言う。同時に、親御さんには、子供に「ダメね。」と言わないで、、。そう頼む。

 

ダメだと思わせていいことなんか、何一つないからだ。

 

「本当はいい。でも、やり方がちょっと悪かっただけ。」そう思った時、改善が始まる。成績だって、取ろうと思えば、結構取れるものだ。大事にしてあげた後で、学力はついてくる。よく、「どこそこの塾が良かった。」と言う声を聞くが、それは、塾が良かったのではなく、「その子が良かった」のだ。でも、その子がそうした 「気分=よしっやるか!と思える気持ち」 になれたのは、その学校や塾に満足できたからだろう。勇気がなければできない。頑張ることは大人でも怖い。大事にしてもらうことが、まず初めにありきだと思う。

 

永見塾を阿佐ヶ谷に開いて10年、入塾時のお母様方の多くの嘆きは、「子供ができるようにならない。」ではなく、実は「やる気になってくれない。」だった。

 

「うちの子は、勉強が嫌いなんです。」「学習習慣がないんです。」やる気になって、嬉々として勉強する姿こそ、お母様方の不安解消に一番だ。

 

「大丈夫です。」と私は言う。一生懸命に教えて、勉強が面白くならなかった人は、今まで思い起こしても、まずいないからだ。やれば面白い。でも、まず、やってくれるようになるかならないかは、「どれだけ大切にしたか。」だ。「どれだけ要求したか」ではない。

 

大事にできる「人数」と言うのも、これからは大切だろうと思う。

もちろん切磋琢磨も大事だ。人のふり見て我がふり直せ。だから、3〜8人のグループ授業が、小学生には、一番いい。

 

 

中学受験は、5年生からで十分だ。週に3回通うならば、本当に十分。6年生の夏からでも、学習院に合格できたお子さんもいる。大妻に入った子は6年の4月。明大明治でも、5年生の夏近く。女子学院のお子さんは、4年生の後半からであったが、週に1回。5年になって、週に3回。

あんまり言いたくないが、大手の塾で疲弊したお子さんは、正直いって伸びない。早ければいいと言うものではない。私自身は、6年の4月。算数だけを習ったが、雙葉に入ることは難しくなかった。そういう方法があるのだ。「自分で勉強する方法」、、それを教えている。

 

解放と、専念。メリハリが大切だ。だらだらと習い事付漬けのお子さんは、どこかで遊ばせないと、中学受験が終わっても、その後が良くない。なんとなく、自分の子供が遅れをとらないかと、お母様が勝手に漠然とした不安を抱き、そのせいで、いらぬ塾通いで、いらぬ勉強をしてしまっている子が多い。これを直すのは、結構大変なのだ。

 

多くの私立中学の先生方が、この点を指摘し始めた。「個人塾の出身の子の方が、明らかにいい。」と共立女子中学の先生方はおっしゃった。総合入試C日程を経て入学したお子さんは、圧倒的に個人塾の子が多いそうだ。思考型の問題は、少人数で指導しない限り、できるようにはならない。思考を膨らませる議論ができないからだ。そして彼女たちの23%が、実に評定平均4・0を超える成績を出し続けると言う。全体から見た7%に対して。

「喋らせる=考えさせる」なのだ。今年も1名合格をいただいた。活躍が楽しみだ。

 

今、入試が激変している。これに合わすには、塾も小人数制を取るしかない。合格の仕方を知っているいい講師に、1人〜3人で教わることが一番、実は費用対効果が高いのだ。

 

今年度、都立豊多摩高校に推薦入試で入ったお子さん、慶應志木高校に自己推薦40名で受かったお子さん。別に、「コン常くん」でもないし、成績が5ばっかりでもない。(コン常くんとは、コンクール常連くんのことを言うのだ、と息子に教わった。東大推薦組にはたくさんいるそうだ。)

でも、自己アピール試験で、見事に、高倍率を突破した彼らは、明らかに「人と話す能力」に長けているし、「発言の力」がある。それはもともとであったとしても、受験の準備をしたから発揮できたものだと思う。

 

言わなければ、今のお子さんは新聞を読まないし、時事問題に関心などない。世界に目を向けた、「グローバル人間を育てたい。」と宣言している学校を受験するのに、新聞を読まない子供では、話にならない。でも、「世界」は実はほとんどのお子さんにとって、遠い。永見塾では、そう言うもの、思考のタイプ、好み、そういったことにも、啓発を試みている。

「うちの子は変わった。しっかりした。」と言う声を聞くと、ホッとする。これから荒波に乗り出すのだから。

 

多くの人の考えに耳を傾ける。学校の授業を大切にして、そこから一歩先に考える。そういうことが大切なの。自分を育てることなんだよ。何を読んだかで、人は決まるんだよ。

そのような言葉かけをし続けること。そして実行させること。これが、受験準備だ。自分がこれから受験をしていく学校が、真に求めている人になる。そのことはシンプルだし、理解できるはずだ。その労作は、「努力」と言うよりは「狙ったものを一本釣りする楽しさ」でもある。

 

なりたい自分になる過程に、進学する学校があり、受験がある。

 

高校入試であれば、極端に言えば、この時期、中学2年の3月には来て欲しい。よその塾からの転塾も含めて。とは言え実際には、転塾の機会は、夏休みまである。諦めないでほしい。惰性から生まれるものはない。

以前にも書いたが、中学2年の夏の終わりが、高校入試準備のベストの時期だと思う。秋でもいい。のんびりとスタートが切れる。

英語を仕上げて春を迎えることができる。中学2年は、週2の通塾で十分いける。

英検の2級を取れるお子さんが、毎年1名はいる。今年はICU高校に進んだお子さんは、中2で取れた。そう言う英語のやり方がある。これは楽しいものだ。

 

大学受験のために、永見塾を利用する場合は、遅くても高校2年の初めには来て欲しい。もちろん、それ以後でも仕方はないが、高校2年の夏〜秋までに相談があると、プランが立てやすい。実際そのくらいの時間を、大学入試では要する。

今年は、東京外語大学を2名受験した。さぁ、結果は・・・・?

 

 

多くの塾が、営利を目的にしている。

だから、小さい子からお金を取ろうとする。

 

でも、子育てをしたことがある人なら、必ずわかるはずだ。過度の緊張を強いられて来た子は、必ず顔の表情に出る。私立学校の先生方の眼は、節穴ではない。情緒不安定なこのノートの字は、フラフラしていることがほとんどだ。答案は嘘をつかない。記述をさせれば、実力は一発でわかるし、思考が偏っている子は、受からない。

 

もっと言えば、面接のある学校では、「ひとめでわかる」そうだ。「人生への満足度。家族への感謝。」こういったことを大切に見ている学校は、まさに、「人を育てる学校」だ。勉強ができても、親御さんの方に気になることがある場合が多い。聖心女子学院に、これまで2名、合格している。5年転編入だ。今年は青山学院初等部なども2名受験している。受験事情は大きく変わっていると思う。皆、様々な受験の機会を求めている。

 

その子にあった時期は、人それぞれに異なるので、編入試験を試みるご家庭は、実は少なくない。また、こちらからお声かけをすることもある。思いがけないチャンスに向かっていくお子さんは、なんでもなかった日常に中に、実はチャンスは転がっているんだ、と知ることになる。毎日の努力に、ある日突然スポットライトがあたることがあるのだと知って、日々の振る舞いが大きく成長する。

 

 

もう、マンモス校は流行らない。そこで浮かび上がれるのはほんの少数。細かく、きめ細かく人を育てるしか、少子化の時代にはないのだ。少ない子供を大事に育てる、そう言う学校を選んでお勧めしている。

 

小さい時から、「自分で勉強しないから」といって、塾に通わせないで欲しい。

自分でやらない人が、人にやらされても、そんなことで何かを覚えるはずがない。

「適当な時期まで待つ」親の賢明さがとても大切。懸命とは違う。とは言え、不安になるのが世の中なんだろうな、、。ここが難しいところだと思う。

 

大丈夫。と、また、言ってしまい、身が引き締まる思いである。引き受けるとは、重いことだと思う。

 

 

 

 

by Nagami Prep School 2017-02-27